Unity によるビジュアライズとテキスト生成を応用したインスタレーション企画。
昨今、SNS炎上は自殺者が出るほど強烈なものとなり、社会問題化している。
たしかに社会的に「良くない」ことはすべきでないかもしれない。
しかし、対象となる人物/組織を攻撃する行為は正当なものなのであろうか。
ましてや、人を殺すことへの繋がる行為へ安易に加担することは、
また別の「良くない」ことではないだろうか。
このインスタレーションでは、あえて自分へ批判が集まる体験を設計することで、安易に炎上に加担するのではなく、一歩踏みとどまって思考するきっかけを生もうと考えた。
他者への批判を一概に「悪」とするつもりは毛頭ない。
しかし、安易にマジョリティに加担し、他者を攻撃するような人間ではありたくない。
日常の中に溶け込む他者への攻撃を、どう感じるだろうか…。
批判的コメントの生成は、Twitterから取得した嫌悪感を覚えるツイートを元データとした。
よって、映像に表示されるコメントは全て架空のものである。
しかし、全て類似したつぶやきが存在しなければ、生成は不可能であった。
(そういったツイートをすることを批判するつもりはありませんので、ご注意ください。)
Created by Keisuke Oyamada.